プリマス (Plymouth)
火山噴火で大損害を被ってからは首都機能もなく、廃墟と化している. 人口は0人(1997年以降無人である)、噴火前の国勢調査では1,478人(1980年 ).
プリマスはモントセラト島の南西に位置し、火山の山がちな島の南部にある. モントセラトの主都だが、町のすぐ近くにあるスフリエール山(967m)が1995年に噴火し、1997年の2度目の噴火によりプリマスは壊滅的な被害が出た. このため1998年にプリマスは放棄された. モントセラトの臨時首都として、火山噴火の影響がほとんどない島北部に新たにブレイズを設置した. 以後、2022年現在に至るまでモントセラトの首都機能はブレイズが担っており、プリマスの街はゴーストタウンとなっている.
噴火前の人口は4,000人以上で、重要な東カリブ上での船の停泊地の1つだった. 綿や柑橘類、ラム酒などを輸出. 噴火前はクルーズ船による観光客もいた. しかし噴火後は事実上人口は0人となり、産業や観光などは全く行われていない.
18世紀に造られたセント・ジョージ砦がある.
最初、モントセラト島にはイギリス及びアイルランドからの入植者がいたが(モントセラトの紋章に描かれた女性の服の「緑色」、「ハープ」は共にアイルランドの象徴)、フランス軍の侵攻により、1782年島を占領. そしてフランスによりプリマスは築かれた. 翌年の1783年にイギリスとの条約によりイギリスの領有が確定し、プリマスはイギリスが築いた. プリマスの街並みはイギリス風である.
地図 - プリマス (Plymouth)
国 - モントセラト
公用語は英語で、通貨は小アンティル諸島の地域に共通の東カリブ・ドルである. 活火山であるスーフリエール・ヒルズ(1050m)が島で最も高い山である. 首府は島の南西に位置するプリマスだが、1995年から1997年にかけ発生した火山の噴火により壊滅し、現在はブレイズを臨時首都(事実上の首都)としている. また、新首都としてリトルベイが建設中である.